十和田湖リブパイオニア 44話
春の風が頬を優しくなでた5月 あれから流れ星を夢中で追いかけていたら 通り過ぎる風が夏色に変わっていました 季節に乗り遅れまいと、虫カゴに虫取り網を用意した少年の頃 野山を駆け回り、体の電池が切れるまで虫を追いかけた日々が思い出されます 十和田湖のほとりにも夏の色がつきはじめた今日この頃、 その色彩に少年の頃の自分を探してはセピア色の想い出の中で迷子になります この湖に生きると決めた日からまもなく4回目の夏、 うちわの風に目を細め、どこからともなく聞こえてくる虫の音に 今ここに自然の中に湖と共に居られることに感謝します
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