十和田湖リブパイオニア 45話
みなさまお久しぶりです! 季節は8月に突入し夏本番を迎え、気温も連日30度超えを記録しております。 そんな猛暑日は十和田湖へどうぞ! 湖底より湧き出るマイナスイオンたっぷりの冷たい湧水が、訪れる方を癒しの国へと誘ってくれるでしょう。 我々クルーズスタッフも太陽に愛され、真っ黒に日焼けしておりますので、夜は道を歩いていても発見されずらくなりました。 そのうち熊に間違えられるのではないかと、胸がドキドキする毎日です。 夏になり動物の動きが活発になってきた十和田湖ですが、湧水の冷気でガッチリ冷やして皆様の訪れをお待ちしております。 またボート乗り場には水上トランポリンやクリアカヌー・ウォーターボールなどをご用意しておりますので、この夏想い出作りの場となること間違い無しです。 RIBボート以外の魅力も多数ある水辺の遊び場へどうぞお越し下さい☺
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十和田湖リブパイオニア 44話
春の風が頬を優しくなでた5月 あれから流れ星を夢中で追いかけていたら 通り過ぎる風が夏色に変わっていました 季節に乗り遅れまいと、虫カゴに虫取り網を用意した少年の頃 野山を駆け回り、体の電池が切れるまで虫を追いかけた日々が思い出されます 十和田湖のほとりにも夏の色がつきはじめた今日この頃、 その色彩に少年の頃の自分を探してはセピア色の想い出の中で迷子になります この湖に生きると決めた日からまもなく4回目の夏、 うちわの風に目を細め、どこからともなく聞こえてくる虫の音に 今ここに自然の中に湖と共に居られることに感謝します 十和田湖リブパイオニア 43話
春夏秋冬を楽しめる日本、厳しかった冬が過ぎ去り、桜舞う春が訪れその便りは北海道へと 届くまでになりました。 私どもRIB Pioneerのパワースポットクルーズは、いよいよ明日より運航開始となりましたので、皆様にご挨拶させていただきたくクレヨンを手にした次第であります。 格納庫に格納整備されたリブ ボートが、約半年ぶりに十和田湖へと解き放たれ、無事に試運転も済み、結果良好となりました。 また受付もログハウス調に改築され、湖面に面したテラス席も用意されたので、SNSに載せる素敵な写真が撮れるかと思います。 足並みもバラバラな個性溢れる? 個性が強すぎるスタッフと共に、皆様との再会と出逢いを心よりお待ちしております。 どうぞ今年も皆様のRIB Pioneerを宜しくお願いいたします。 十和田湖リブパイオニア 42話
桜の花びらが優しく頬を撫でる今日この頃 皆様の周りにも優しい時が流れますように心から思う次第です。 さていよいよ残すところ後2日でクルーズがスタートします。 誠に光栄なことに、今年も星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル様と専属契約が締結いたしました。 ツアー内容・キャプテン スタッフの対応能力 使用機材の安全及び整備状態・加入保険状況 社会好感度等、大変厳しく厳正な審査が行われるのが星野リゾート様です。 私どもRIB Pioneerはおかげさまで2年連続ご支持いただくことができました。 これに甘んじることなく、更なるサービスの向上とツアーの充実をはかってまいりますので、これからも十和田湖RIB Pioneerを宜しくお願いいたします。 ■星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル ・公式ホームページ https://www.oirase-keiryuu.jp/ ・アクテビティ https://www.oirase-keiryuu.jp/activity/ 十和田湖リブパイオニア 41話
2021年度のパワースポットクルーズ運行開始がいよいよ3日後となりました! 昨年度は多くのお客様にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。 今年はいつものRIB Pioneerとは違います! スタートから兄弟2人が専属でツアーガイドを務めることになりました。 更に新しい仲間(スタッフ)も加わりパワーアップ しかもそのスタッフはなんと姉妹なんです。 受付を担当してくれるエリちゃんユリちゃん、 地域活性化を目指すRIB Pioneerはスタッフも現地の原住民です。 姉妹は生まれも育ちも十和田湖休屋で、 現在も休屋在住のコテコテ十和田湖人、きっと素敵な案内役になってくれると思います。 RIB Pioneerの冬季活動して十和田湖光の冬物語があるのですが、 すでにそちらではデビューしていて、流石地元というご案内をしてくださいました。 例年は受付に来ますと、口コミにも星1つで書かれるほどのしつこいオヤジギャグや、暑苦しい兄弟2人がお出迎えしていたのですが、今年からは爽やかに、お上品なお出迎えが可能となりました。 また、ホスピタリティーあふれる女性スタッフが常時在住していますので、お子様連れや女性ならではの相談にも対応可能となりました。 今年度から姉妹の人気にあやかりながら生きていく事を決めた兄弟共々よろしくお願いいたします☺ 十和田湖リブパイオニア 40話
本日はご紹介したい事があります☺ しかしシーズンオフも電話対応は365日対応しており、しかも冬季中もインスタやFacebookを見れば何やら活動しているではありませんか。 不思議です! 代表は忍者で分身の術を会得している? 本当は双子で瓜二つの兄弟が? 正解は専務を務める実の兄が、私の留守中を守ってくれているのです。 正に縁の下の力持ち もちろん冬季期間中リブボートは陸上の格納庫に陸揚げ保管されています。 ではその活動はどこで? 十和田湖です! リブボートがないのに? 安心して下さい 活動の場所は水上だけではありません 陸上にもRIB Pioneerの活躍する場所があるのです 元々、十和田湖の活性化を目指し立ち上げた組織がリブパイオニア、冬季も十和田湖に留まり、地域の除雪作業から冬物語のチームリーダーまで多岐に渡りその活躍の場を広げています。 広げるのは場であり場所ではありません どこまでもいつまでも十和田湖に留まり続け、地域の活性化を夢見るのが私たちリブパイオニアです。 そんな私たちの活動が十和田トラベルマガジン4月号の特集記事で紹介されましたのでご報告させていただきます。 ■towada travel magazine 特集記事 https://www.towada.travel/ja/all-feature-articles/towadako-powerboat 十和田湖リブパイオニア 39話
こんにちは! ブログの更新が遅くなりました。 遊んでいたのではなく、今シーズンの準備とシーズンオフの技術低下を防ぐため、貨物船にも常務していました。 航海の途上で出会う様々な瞬間から、今回は瀬戸内海に掛かる瀬戸大橋付近の航海をお届け します。 道の駅や展望台から橋を眺めることはありますが、橋の真下を見ることはそうそうありませんよね、瀬戸内海の本航路は関西方面に向かう東行ライン、九州方面に向かう西行に分かれていて、どちらを通っても瀬戸大橋をくぐることになります。 今回の写真は東行ラインを航行中に撮影した橋の真下と遠目に見た写真を載せますね。 また瀬戸大橋を越えて航路沿いにあるのが、日本に2基しか存在しない無塗装の灯台、男木島灯台です。 女木島と男木島が航路を挟んであり、無塗装の灯台は男木島側に設置されてあり、珍しい灯台なので写真を掲載しますね。 十和田湖にも男岩と女岩があり、入江を挟んでそれぞれが立っているのですが、不思議とこの2つがピッタリと合うような形になっているのです。 パワースポットクルーズに乗船の際はキャプテンが案内してくれますので、その不思議な形を実際にご覧下さい。 次の更新はオープン前を予定しています。 3周年を迎えるRIB Pioneerは更なるサービスの向上と安定を目指します。 また一部で心配の声が上がっている口コミへの嫌がらせについても、しっかりとした調査が行われております。 これまで判明しているのは、個人でいくつかのアカウントを持ち投稿を繰り返し、また友人に頼み悪質な投稿をしていることが判明しています。 皆様にはご心配をおかけしておりますが、しっかりと精査し対処しますので、もう少しお待ちください。 十和田湖リブパイオニア 38話 2021年が始まりましたッ 今年は豪雪からのスタートになった十和田湖、 私は初めてお正月の十和田湖へ行きました。 なぜ? 冬季は貨物船で洋上生活では? その通りです。 冬季は愛する十和田湖を離れ、これまで培ってきた船舶技術の継承と、更なる向上を目指し貨物船に乗務します。 今年も変わりなく洋上を航海し、2020年最後の積荷を釧路で下ろし、初荷式がある室蘭へと船先を向けたのは年の瀬も迫る28日でした。 正月を迎える予定だった室蘭港から、航海の途上で一本の船舶電話が入電、その内容は耳を疑うものだったのです。 本船が入港する岸壁が事務処理の手違いで無くなりました、年明けまで沖にて待機して下さいと。 つまり1月4日まで陸上には来られないよ、港の外でプカプカと浮いてなさいという非情な通達です。 もしこの内容を直接乗員に伝えると士気が下がります。 すぐさま代替の港を探し港湾当局へ電話を掛けまくり、まずは航路の途中にある苫小牧港に連絡を取ります。 結果は満船です、という切ない回答 続いて少し距離はありますが函館港に連絡、ここも満船ですという涙そうそうな回答でした。 万策尽きた感が漂う私に、故郷があるじゃないか!という天の声が聞こえてきたのです。 しかし故郷である青森港までは室蘭からかなり距離があり、そこまでの燃料代を会社が負担してくれるかという不安がよぎります。 まずは港! ダメ元で青森港湾事務所に電話を入れると、 一隻なら空いていますよという吉報がもたらされたのです。 会社の許可なく岸壁を予約した私は、仕事納め寸前の会社へ速電、電話口からはすでに仕事納めをしたらしく笑い声が聞こえます。 淡々と現状を伝えると、会社からは御年玉ですね青森港で正月を迎えて下さいと許可が出たのです。 胸躍るとはまさにこのこと、意気揚々と青森港へ船足を進めました。 一つ夜を越し、お昼頃には水平線へ懐かしい街並みが蜃気楼のごとく見え始めます。 車と違い船は、行く先がゆっくりと見えてくるのでワクワク感もそれはそれは長い間味わえます。 先程までゆらめく街の姿がしっかりとした形に変わり、師走の買い物に急ぐ車の往来までも見えるようになり、本船は青森港へ入港しました。 約20年の船乗人生の中で、故郷である青森で迎える正月はこれが初めてです。 奇しくも本船は2020年8月に就航したばかりの新造船、何か運命的なものを感じずにはいられませんでした。 本年もRIB Pioneerは自然ファーストの志を持ってガイド業務に努めてまいります。 皆様のご支援ご指導の程、宜しくお願いいたします。 ◆Photo:十和田湖 光の冬物語
十和田湖リブパイオニア 37話
笑っても泣いても本日にて2020年も終わり、 十和田湖愛に溢れる皆様にとってどんな1年だったでしょうか。 涙あり笑いあり、たとえ波乱万丈だったとしても、誰にも等しく訪れるのが新年です。 除夜の鐘を聞きながらおせちに舌鼓、年も改まりソーシャルディスタンスをとりながら初詣、絵に描いたよう日本の正月を過ごす方も多いことでしょう。 洋上を航海する船員は、四方海に囲まれているので初詣にもいけません。 そこで登場するのが神棚、日本船ならどんな貨物船でも備え付けられています。 朝8時に操縦室でもあるブリッジに集まり、キャプテンの参拝に合わせて、乗組員一同が一斉に拝礼するスタイルです。 もちろんおせち料理も振る舞われ、船内にはしめ飾りや鏡餅も飾られ正月ムードになりますが、お酒だけが航海中のため適量しか飲むことができません。 しかし、初日の出は特等席で眺められるのが洋上で迎える正月の良いところ、夜と朝が目の前で切り替わる瞬間は言葉にならないほど美しいです。 本年も多くの方々が十和田湖へおいでくださりました。 この出会いを大切に来年度も地球ガイドを務めて参ります。 皆様にとって2021年も良い年になるよう心より祈ります。 十和田湖リブパイオニア 36話
今年も残すところ1ヶ月あまりとなりました。 山頂が白く薄化粧を始め、日ごと寒さ増す今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 今日は貨物船の買い物裏話を話したいと思います。 皆さんは小腹が空いた時 ちょっとしたおつまみやデザートを買いに行く時 近くのコンビニへ行きますよね。 しかし我々船員は24時間洋上生活、陸上のコンビニに行くことは夢のまた夢です。 九州と本州の間に位置する関門海峡を航行すると、走る船の真横にコンビニがいくつも立ち並んでいますが、見えるだけで行くことは叶いません。 その便利なコンビニを海の上で見かけたよって方いらっしゃいますか? 実は洋上にもコンビニがあるんです! 正確には「沖売り」といって小型のボートに食糧から生活物資を山積みして売りにきます。 貨物船は港に入港し、岸壁に船を接岸させると、車でいう駐車料金が発生します。 これを繋船料や岸壁使用料といい、金額は1トン幾らで計算され、船が大きくなればなるほど高額になり、地方によってその値段も違ってきます。 私が生まれたニューヨーク州 青森県では、1時間の駐車料金が200円ほどですが、東京などの都会に行くと何倍にも跳ね上がり、このシステムは船の世界でも同一で、関東近辺が割高に設定されています。 そこで登場するのが沖待機という代物で、港の近くに錨を下ろしプカプカ浮きながら、荷物を積む順番待ちをするのです。 東京湾ほどの大きな湾港になると、待機船は1日50隻を超える船が沖で順番待ちをしており、そこに登場するのが海のコンビニ沖売りです。 値段は少々割高ですが、生鮮食品は勿論のこと、清涼飲料水からアイスクリーム、 はたまた洗剤からトイレットペーパーまで幅広い品揃えで全員を迎えてくれます。 いかがでしたか、船員の買い物事情が少し垣間見られたと思います。 次回は12月31日 船上のゆく年くる年をお届けする予定です。 |
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