十和田湖リブパイオニア 30話 日曜日のひととき いかがお過ごしでしょうか 私は太平洋の洋上を航海中です さて先週に引き続き新造船のお話しですが、なぜ新しい船が乗組員に嫌われるのか? それはズバリ初期トラブルです。 車と同様大型船にも保証期間があり、その期間は約1年です。 短いような気もしますが、その保証内容は広大で15000馬力のメインエンジンから船体塗装、細かいところではボルト1本までに及びます。 車と違い価格が価格だけに保証工事箇所があるとケタ違いの金額になるのが船です。 ちなみに船体価格はどれほどか 本船は全長190メートル・幅27メートル・ブリッジ高さ30メートル(車で言う運転席です) 国内専用の貨物船です。 この一隻の価格が50億円になります‼︎ 日本の造船所で精密に建造されても必ず初期トラブルが発生し、その対処と修理や工事、場合によっては改造まで至ることもしばしば、乗組員は不眠不休でトラブル対処にあたらなくてはなりません。 油漏れ水漏れは当たり前、船体はねじれやしなりでクラック(亀裂)が入る時もあり、常に緊張感を持った勤務を強いられます。 人気がない訳ですよね しかし悪いことばかりではなく良い事もあり、それは最新の機器に触れられることです。 来週は知られざる船員の生活空間、食事は? お風呂は入れる?今でもハンモックに寝ているの? こんな疑問を写真付きで紹介しますね。 新造船祝いに贈られた胡蝶蘭
まるで銀座の高級クラブの開店祝いのようです(笑) また来週のこの時間 この場所へ流れ星に乗って遊びにきます。
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