十和田湖リブパイオニア 63話
皆様、本当にお久しぶりです 今日は一筋の光をお伝えします。 8月上旬からの連日の豪雨に土砂災害と幹線道路封鎖 そして湖の水位異常上昇に伴う桟橋破損 私たちRIB Pioneerは夏の繁忙期に全てを失いました。 そこに一通のMailが届いたのです そのMailは開業当時に訪れてくれた少女からでした。 忘れもしません、その少女は湖が好きで全国の湖を見て回るのが楽しみと話し、 その瞳はキラキラと輝いていました。 あれから5年の時が流れ、その少女は成長し今年は受験生へとなっていました。 湖が好きなのは今も変わらず、専攻も地理学を選び学びたいそうです。 彼女は当社オリジナルグッズ「くまだこ」を今も変わらず愛してくれており、 受験のお守りにくまだこグッズを通信販売してほしいということでした。 くまだこのオンライン販売のご要望やお問い合わせは多数いただいておりますが、 くまだこは現地でのみ購入できることを基本としてデザイン開発されたグッズのため、 また、デザイナーのコンセプトもあり、オンライン販売は行っておりません。 しかし今回は、湖を愛する彼女の元へくまだこを送らせていただくことになりました。 そしてまた少女から大人の階段を登る彼女から もう一通Mailが届いたのです。 くまだこグッズ届きました ありがとうございます これを支えに受験を乗り越え 来年、必ず十和田湖へ遊びに行きます!! 私達は考えました ここで止まる訳にはいかない 1人でも十和田湖を目指してくれる方がいるのなら、その気持ちに、その声に応えようと 桟橋も壊れ船も傷付き、わずかな予約もキャンセル、追い討ちをかけるように燃料高騰 しかし私達リブ パイオニアはもう一度立ち上がります。 出港場所をレークパーク宇樽部へ移動し マイクロバスを仮設の店舗として運行を開始しました。 また燃料高騰においても、ツアーコースやツアー時間を短縮することは一切せず、 占い場を含めた通常のコースを必ず周遊しています。 約束は誰かとするものではありません 私達は私達と約束します 彼女が十和田湖を訪れてくれるその日まで、今の運行体制を厳格に維持し、私達は待つことをここに誓います。 大人の階段を登るシンデレラへ 受験は1人じゃありません 私達も一緒にその階段を登ります 涙は再会の日まで大切にしまっておきますね
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